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ココロブック

ココロに響いた本を紹介するブログです。

マンガでやさしくわかるアサーション

『マンガでやさしくわかるアサーション』を読みました。

 

マンガでやさしくわかるアサーション

マンガでやさしくわかるアサーション

 

 

本書は、アサーションの第一人者として活躍する著者によるわかりやすい解説とストーリーマンガで構成されています。

 

地方エアラインでCAとして働く出雲三江(26)。頼まれると断れない性格のせいで、仕事もプライベートもうまくいかない彼女。そんなある日、空港で突然出会った女性に、アサーションを紹介されるが……。アサーションを通じて、三江が成長していく姿が描かれています。

 

アサーションとは?

 

アサーションという言葉が出てきましたが、この言葉をご存知の方はあまり多くはないと思います。

 

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現という意味を持つコミュニケーションの考え方と方法のことです。

 

自分が頼みごとをした時に相手から断られると、不愉快になったり、強引に押し付けてしまいたくなることってありませんか?逆に、頼みたいことがあるのに言えなかったり、人から頼まれごとをした時、自分ができない状況にあっても、引き受けたりしませんか?

 

私は、どちらかというと後者の方です。なんだかんだ、人から頼まれると断れないことが時々あります。特に仕事の場面で……。

 

アサーションの考え方では、本来ならば頼むべきことを人に命令したり、押し付けたりして、自分の思い通りに相手を動かそうとすることを攻撃的自己表現と言います。

 

逆に、頼んでもいいことを頼まなかったり、断ってもいい場合に引き受けてしまったりすることを非主張的自己表現と言います。

 

それらに対し、アサーションとは、双方を大切にするやりとりを考え、その試みをして、双方が理解し合い、葛藤があるときは歩み寄ってものごとを進めようとするコミュニケーションです。

 

アサーションを実践してみよう!

 

アサーションができるようになると、自分も相手も心地よいコミュニケーションができるようになります。

 

アサーションは、自分も相手も大切にして、互いの違いを認め合うことなのです。

 

これができたら、日常生活はぐっと快適になりそうですよね!

 

でも、本当にそんなことが自分にできるのか……。なんだかハードルが高そうと思いますよね。

 

でも、すぐに完璧にやろうと思わなくて大丈夫です!

 

ここでは、日常に取り入れられそうな心構えを4つ紹介したいと思います。

 

  • 自分をオープンにする

人間関係をつくりたいと思う時、まず私たちが最初に心がけなければならないことは、自分をオープンにすることです。黙っていたら、「考えている」「関心がない」「反対している」などの意味が予想されます。そのため、誤解されないためにも、まずは自分の思いを表現しましょう。

 

  • 相手に関心を寄せて聴く

私たちには、関心を寄せてくれる人、応答してくれる人が必要であり、それにより他者への信頼、自己信頼を培っていきます。そして、関心を寄せていることを示す最も適切な態度と反応が聴くことです。相手を大切にする鍵は、アサーティブに聴き、共感を返すことです。

 

  • 仕事や関係を促進するおまけの情報

質問や依頼をする時に、「はい」「いいえ」だけで終わるような質問ではなく、豊かな情報がもたらされ、関係がつながるような問いかけが必要な時があります。例えば、「◯◯に行ったことはありますか?」と訊く代わりに、「◯◯にはどう行けばよいか、おわかりですか?」と訊いた方が会話が続きます。いわば「開かれた質問」をすることによって、課題遂行と人間関係づくりが同時に実行できるのです。

 

  • 非言語表現をアサーティブに

私たちは、コミュニケーションの中で言葉や内容をただ聞いているだけでなく、相手の表情や身体の動き、声や話し方も同時に受け取っています。アサーションには、言行一致が大切です。

 

以上の4つを、会話をする際に心がけてみてください。アサーションと聞いて、身構えてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、どれも取り入れやすいものが多いですよね。これを機に、アサーションを日常で実践してみませんか?

 

本書では、主人公の三江が本当の夢を実現するまでが描かれています。マンガが面白くて、スラスラ読み進めることができました。

 

頼みごとをするのって、結構勇気がいりますよね。私は、どちらかというと頼みごとをするのを躊躇してしまうタイプです。

 

どうやったらうまく頼みごとができるかなと考えていた時に出会ったのが、アサーションという言葉でした。そして、本書を手に取りました。

 

本書では、アサーションというコミュニケーション方法が丁寧に説明されていて、初心者でもわかりやすくなっています。

 

自分も相手も大事にして、自分の言いたいことが言えるようになれたらいいですよね。そんなコミュニケーションを可能にするのが、アサーションです。言いたいことが言えなくて困っている方、これを機にアサーションを試してみませんか?

 

 

マンガでやさしくわかるアサーション

マンガでやさしくわかるアサーション

 

 

 

知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング

『知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング』を読みました。

 

知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング

知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング

 

 

本書では、近年注目されているマインドフルネスに基づいた瞑想の方法が、イラストとともに解説されています。

 

マインドフルネスとは

マインドフルネスという言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、その言葉の意味を説明できる方は多くないように思います。

 

マインドフルネスとは一体どんなものなのでしょうか。

 

マインドフルネスとは、仏教の禅をルーツとする身心療法です。

 

マインドフルネスは逆輸入された禅とも称されるように、日本仏教の禅を思想的な基盤としています。禅は不立文字と言って、言語化されず、師から弟子へ、禅の修行という体験によってのみ伝えられるものです。そのため、一般の人々まで禅の具体的な方法やその効果が広まることはあまりありませんでした。

 

海外に禅文化が広まり座禅などの瞑想に注目したのが、欧米の研究者たちです。1960年代以降、科学的な研究がなされるようになりました。

 

2000年代に入り、新世代の身心療法としても研究・活用が進展しました。マインドフルネスの瞑想が脳自体に変化をもたらすこともわかり、アメリカでは治療以外に、日常をよりよくするためのトレーニングとして認知されるようになりました。グーグル社やゴールドマン・サックス、P&Gといったアメリカを中心とする大手企業がビジネス研修で用いるなど、注目を集めています。

 

マインドフルネスの効果

マインドフルネスの瞑想は、自分の体験に注意を向け、それを判断せずに丁寧に観察するものです。とてもシンプルな内容ですが、身体的にも心理的にも、いろいろな効果を生み出します。

 

呼吸を整えて行うために、自律神経が安定します。また、うつ病などの心の病気にも効果があります。

 

マインドフルネスには、次の6つの効果があるといわれています。

 

  1. 「集中」がリラックスを生むということを、体で理解できる
  2. 身心に対する発見や喜びがあり、自分の存在に自信が持てる
  3. 満足感、充足感、全体感が得られる
  4. 限界を受け入れたうえで自分をコントロールできるようになる
  5. ネガティブな思い込みがなくなり、もっと生きやすくなる
  6. 病気や異常に気付きやすくなり、自然治癒力が増す

 

さらに、瞑想で心を整える力がつくと、生き方自体が変わります。瞑想で体の感覚をベースとして現実との接点をつくると、現実を現実のまま見つめることができます。心を取り戻し、人生の舵取りができるようになるのです。

 

このように、マインドフルネスには、様々な効果が期待できます。

 

瞑想トレーニングをやってみよう!

マインドフルな状態を体験するために、誰でも簡単に取り組める瞑想法を紹介します。

 

本書では、次の5つの瞑想法が紹介されています。

 

  • ポーズをとる「ヨーガ瞑想」
  • 座禅を組む「座る瞑想」
  • 食べることに集中する「食べる瞑想」
  • 全身に意識をめぐらせる「ボディスキャン瞑想」
  • 歩くことに集中する「歩く瞑想」

 

瞑想は、思考の連鎖を断つための手段です。5つの瞑想には、それぞれ特徴があります。自分がやってみたい瞑想、集中しやすい瞑想からはじめましょう。

 

その際、うまくいく、いかないという結果を求めずに、トレーニングを行いましょう。また、「もっと〜ねばならない」と思ったり、無理に頑張りすぎたりしてはいけません。瞑想中に起こることはすべて受け入れ、気になることが出てきても、受け流し、観察しましょう。

 

 

以前から、マインドフルネスという言葉は度々耳にしていて、気になっていましたが、今回初めてマインドフルネスに関する本を読み、マインドフルネスがどういうものかが段々とわかってきました!

 

最初は、どれも実際に日常に取り入れるのは少し難しそう……と弱気になってしまいましたが、「無理に頑張らなくていい」ということを知って、「私にもできるかな」という気持ちが次第に出てきました。

 

私が本書を読んでやってみようかなと思ったのが、「歩く瞑想」です。歩くことは結構好きなので、これなら苦にならずできるかなと思いました。また、日常の移動時にもすぐ実践できるのもいいですね。

 

まだ実践はできていないのですが、段々と日常生活に取り入れてみたいと思います。

 

本書は、マインドフルネスのことをあまり知らない方でも、読みやすいように、わかりやすい解説とイラストで構成されています。マインドフルネスの入門書として、オススメです。

 

また、マインドフルネスをさらに深めたい人には、こちらもオススメです。

 

マインドフルネスストレス低減法

マインドフルネスストレス低減法

 

  

マインドフルネスを始めたいあなたへ 毎日の生活でできる瞑想:Wherever You Go, There You Are

マインドフルネスを始めたいあなたへ 毎日の生活でできる瞑想:Wherever You Go, There You Are

 

 

『知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング』は、特に不安や怒りをなくしたい方にオススメです。また、マインドフルネスについて知りたいけど、どの本から読んでいいかわからないという方にもオススメです!

 

知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング

知識ゼロからのマインドフルネス 心のトレーニング

 

 

「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える いちいち他人に振り回されない心のつくり方

『「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える いちいち他人に振り回されない心のつくり方』を読みました。

 

「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える  いちいち“他人

「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える いちいち“他人"に振り回されない心のつくり方

 

 

本書では、認知行動療法に基づいた、もっと楽に生きられるコツが優しい語り口で紹介されています。まるで、カウンセリングを受けているかのように、コツがスッと心に入ってきます。

 

なぜ同じ出来事なのに人によって感じ方が違うのか

 

世の中には、他人に振り回されてしまう人と、マイペースでいられる人がいます。この違いは、一体何なのでしょうか。

 

それは、ズバリ「考え方」の違いからくるものなのです!

 

つまり、物事の受け止め方が違うということです。この考え方に、それぞれの個人差(クセ)があるので、その結果感情も異なるのです。

 

どうやら、この考え方のクセを変えることが、もっと楽に生きるヒントのようです。

 

認知行動療法で今よりもっと楽に生きられる

 

考え方が感情に影響を与えることを最初に理論付けて説明し、うつ病の治療法を確立したのはアメリカの精神科医アーロン・ベックです。うつ病患者を見ているうちに、彼は、うつの人に共通する考え方のクセに気づくようになりました。

 

次第に彼は、この考え方を修正することで、うつのつらい気持ちが和らぐことを確信するようになりました。

 

こうして生み出されたのが、認知行動療法なのです。

 

考え方のクセを修正することで、少しでもつらい感情を軽くしたり、抱えている問題を解決したりするのを目指す、というのが認知行動療法の目標です。

 

代表的な考え方のクセ

 

考え方のクセを修正するには、まず自分がどんな考え方のクセを持っているのか、知っておく必要があります。

 

ここでは、代表的な考え方のクセを挙げておきます。

 

  • 一般化のしすぎ

1つの失敗や嫌な出来事だけを根拠に「いつも……だ」「すべて……ない」のように、「一事が万事」式に考える。

 

  • 自分への関連づけ

よくないことが起こったとき、自分に関係がないことまで自分の責任だと判断する。

 

  • 根拠がない推論

はっきりとした証拠がないまま結論を急ぎ、否定的にあれこれ考える。

 

  • 全か無か思考

ものごとを白か黒かで考える。善悪をはっきりさせないと気が済まない完全主義の傾向。

 

  • すべき思考

「〜すべきだ」「〜しなければならない」といった思考。

 

  • 過大評価と過小評価

自分の欠点や失敗を実際よりも過大に考え、長所や成功を過小評価する。逆に、他人の成功を過大に評価し、他人の欠点を見逃す。

 

いかがでしたか?自分に当てはまるものがいくつかありましたか?

 

自分の考え方のクセに気づいておくと、自分を客観的に見つめることができます。

 

私も、自分に当てはまるものがいくつかありました。特に、「全か無か思考」は周りの人に指摘されたこともあります(汗)。

 

今ではだいぶ良くなりましたが、以前は白か黒かはっきりさせたくてしょうがなかった時期があったように思います。しかし、グレーにしておくことを学んでからは段々と心に余裕ができてきて、楽になりました。

 

また、「すべき思考」も以前はかなりあったように思います。しかし、「〜すべき」から「〜できたらいいな」くらいにゆるく考えるようになってから、生きるのが楽になりました。

 

今思えば、どちらも「完璧主義」の表れだったのかもしれません。でも、「完璧な人間」になんてなれないし、そもそも完璧な人間なんていないんだと考えるようになってから、楽になってきたように思います。年をとって、丸くなったのかもしれません(笑)。

 

自分ではそこまで意識していなくても、周りの人は気づいている考え方のクセって結構あると思います。そのため、思い切って親・恋人・親友などの周りの人に、自分の考え方のクセを聞いてみてもいいかもしれませんね。

 

本書では、考え方のクセとその修正の方法について、詳しく説明されています。また、それ以外にも人間関係の改善方法や、自尊感情の育み方が紹介されています。

 

優しい語り口で、まるでカウンセリングを受けているかのような気づきや癒し効果があります。

 

他の認知行動療法について書かれた本だと、こちらもオススメです。

 

polaris204.hatenablog.com

 

『「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える いちいち他人に振り回されない心のつくり方』は、人間関係で悩みを抱えている方にオススメです。

 

読むだけで心が晴れますし、本書に書かれているコツを実践すれば、明日からもっと楽に生きられるハズです。本書で紹介されているコツは、どれもすぐに実践できるものばかりです。

 

これを機に、もっと生きやすい自分に変わりませんか?

 

 

「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える  いちいち“他人

「認知行動療法」のプロフェッショナルが教える いちいち“他人"に振り回されない心のつくり方

 

 

 

 

 

 

「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本

『「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本』を読みました。

 

「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本

「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本

 

 

本書では、ネガティブ思考から脱却すべく、日常に取り入れやすい認知行動療法のやり方がわかりやすく紹介されています。ワークシートを使ったわかりやすい解説で、読者がすぐに実践できるようになっています。

 

ネガティブ思考にもメリットがあった!

ネガティブ思考と聞くと、あまりいいイメージは思い浮かびませんよね。そんなネガティブ思考ですが、実はメリットもあるのです!

 

ネガティブ思考は、あなたを脅かす危険やリスクを知らせるセンサーであり、いわば「リスク報知器」として進化したものです。

 

私たちの住んでいる世界には危険がいっぱいです。いつ事件や事故に巻き込まれるかわからないという「偶発的な危険」もあります。人から嫌われる、大きな責任を追及される、仕事を解雇されるといった「社会的な危険」もあります。

 

このようなリスクに気づかずに生きていたとしたら……

 

それは、とても怖いことです。そのため、私たちはネガティブ思考というリスク報知器を休ませるわけにはいきません!

 

ネガティブ思考はあなたを守るためにあるのです。

 

このように、ネガティブ思考は決して悪いものではないのです。そう思うと、かなり気が楽になりますよね。

 

目指せ!ネガティブ超えのポジティブ思考

実は、ネガティブ思考に悩む人のプロセスは、誰もが同じなのです。

 

そして、ネガティブ思考との上手な付き合い方も確立されており、その方法によって多くの人たちがネガティブ思考を乗り越えることに成功しています!

 

さらに、このような多くの成功例を積み重ねていった結果、ネガティブ思考と上手に付き合ってポジティブになった人が、最高に素敵な人であることもわかっています。

 

その理由は、ポジティブなだけの人は人生の影を理解できませんが、ネガティブ思考を超えてポジティブになった人は、つらいことや悲しいこともよくわかるので、人の気持ちをきちんと理解できます

 

そのため、多くの人に慕われ、愛されます。慕われる人の周りには、やはり素敵な人が集まります。素敵なネットワークが広がり、どんどん素敵な人になっていくのです!

 

本書は、ネガティブ思考に悩む読者を「最高に素敵な人」に導いてくれます。

 

今すぐネガティブな気持ちをリセットしたいなら……

「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木さんの言葉がありますが、脳の働きから考えると、「何かをすると元気が出てくる」のが正解です。

 

やる気のもとを作り出しているのは、脳の即坐核という部分で、即座核は動くことで活性化されます。

 

そのため、次のような行動を日々の中で増やしていけば、自然とネガティブ思考の暴走から距離を取れるようになるのです。

 

ここでは、個人的にやってみたいなと思ったことを抜粋します。

 

  • 田舎へ出かける
  • 自分の欲しいものを買う
  • 創作する(絵画・彫刻・映像制作)をする
  • 探検をする
  • 歌う
  • 散歩や運動をする
  • 料理をする
  • 音楽のコンサートに行く
  • 旅行・休暇の予定を立てる
  • 海岸へ行く
  • 山登りをする

 

どれもやる気アップしそうな行動ですね。できそうなことから取り入れて、ネガティブ思考をリセットしちゃいましょう!

 

本書では、他にも様々なネガティブ思考脱却術が紹介されています。

 

具体的には、認知・行動・感情の項目に分けて、ネガティブな習慣を断ち切る技が書かれています。

 

最終章ではネガティブ思考にとらわれない人生デザインの方法が紹介されていますので、こちらも必見です。

 

それぞれの項目ごとに、ワークシートが付いていて、今日からすぐに取り組めるようになっています。

 

本書は、他の認知行動療法について書かれた本と比べても、比較的わかりやすく書かれているので、スラッと読めてしまうと思います。

 

個人的に印象に残っているのは、本書のコラムで書かれていた、ネガティブ遺伝子を持っているのにポジティブな人もいるということでした。

 

コラムでは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでおなじみのマイケル・J・フォックスさんについて書かれているのですが、オックスフォード大学の検査では、彼はややネガティブなタイプの遺伝子を持っているという結果が出たそうです。

 

しかし、彼の場合は、子供時代に祖母から「あなたはきっと成功する」という教育を受けていました。このことが、遺伝子に左右されないポジティブな態度に繋がっているそうです。

 

このことから、環境や自分自身の努力次第で、ネガティブ思考は断ち切れるんだという希望を感じることができます。

 

また、認知行動療法について書かれた本だと、こちらもオススメです。

 

polaris204.hatenablog.com

 

『「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本』は、ネガティブ思考を少しでもなくしたい人にオススメです。これを機に、ネガティブ思考からさよならしませんか?

 

 

「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本

「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本

 

 

 

マンガでやさしくわかる認知行動療法

『マンガでやさしくわかる認知行動療法』を読みました。

 

 

本書では、「認知行動療法」についてマンガのストーリーとわかりやすい解説で、気軽に学べるようになっています。

 

広告代理店で働いていた梨香(28)は、上司から子会社への出向を言い渡され、複雑な思いで新しい生活をスタートさせます。梨香は、頑張ろうとは思うものの、やる気が起きず、気持ちはどんどん不安定になってしまいます。そんな時、突然飼い猫のハルがしゃべりかけてきて……。飼い猫のハルの力を借りながら、梨香が成長していく姿が描かれています。

 

認知行動療法とは?

近年、うつ病パニック障害強迫性障害などの不安障害に悩む方に有効な心理療法として注目を集めているのが、この認知行動療法です。

 

現在では、私たちの誰もが日々の生活の中で体験するような、うつ病未満の落ち込みや気分の変化に対しても、心を整える方法として活用され始めています。

 

実際の取り組みでは、一般的に自分の直面している状況や課題を整理し、そこに直面している状態を観察する練習から始めます。自分のことを観察していく中で、考え方や行動のクセが明らかになります。さらに、それらのクセを修正するために、考え方や行動を変化させていくという流れになります。

 

スモールステップでゆっくりと進めよう

できることを少しずつ積み上げていくやり方を、スモールステップと言います。

 

主人公の梨香さんの場合だと、数年前に学校を卒業して就職し、仕事を始めた時から、

 

①あいさつし、仕事の指示に従う→少し余裕ができるにつれて人間関係向上

②先輩の仕事に学ぶ→余裕が出てきて、信頼も増し、人間関係向上

③経験を積んで、結果を出す→自信も出てきて、人間関係も安定

 

といったことを繰り返しながら、少しずつ経験値を上げていきます。このように、ある程度できていたことをスモールステップに組み込むことで、取り組みは進みやすくなります。

 

まずは、できることからスモールステップでやってみると、ハードルも下がりますし、「できる!」が積み重なることによって、自信にもなりますよね。

 

楽になる考え方とは

本書では、セルフモニタリングや認知再構成法など、具体的な認知行動療法のやり方が紹介されています。

 

ここでは、その中の「楽になる考え方」をご紹介します。

 

  • 柔らかを心がける

苦しい時には落とし穴に落ちていて、その時は他の考え方ができなくなるどころか、特定の考え方やクセに固執してしまっています。こんな時は、実はわざわざ新しく別の考えを探さなくても、もとの考えを柔らかくするだけで、十分に楽になれることもあります。例えば、「〜するべき」と考えてしまいがちで、それによって苦しい状況に陥ってしまっているなら、「〜べき」に気がつくたびに「〜だといいなぁ」と語尾を変えてみましょう。このように、考えをまったく新しいものにするのではなく、その考えを受け止めやすいものに衣替えして、パターン化した思考にメスを入れることも有効な方法です。

 

  • 正しさを追い求めすぎない

人は、自分の考えを否定したくないし、されたくない、というのが自然です。ただ、否定を恐れて、検討を避け続けると、いつの間にか「自分の考えは正しい」という思いにとらわれてしまうことがあります。「私は正しい」と思うことで暴走が始まると、客観的に状況を確認する力は奪われ、正しさを主張する権利を持ったように感じ、正しくない人とは話し合う必要はない、と考えるようになります。ブレーキが壊れた状態で、解決に向かって突っ走ろうとするのですから、最後は何かのトラブルが大きくなったり、調子を崩したりと、ぶつかって止まるしか術がなくなってしまうのです。「私は正しいい」という考えが浮かんだ時ほど、立ち止まって考えたり、それ以上深追いしないことが必要です。

 

どれも、バランスが大事ということですね。苦しい状況に陥っている時ほど、考え方が極端になってしまうものです。でも、そんな時こそ深呼吸をして、自分を客観的に見て、考え方を修正したいものです。

 

認知行動療法というと、なんだかとっつきずらそうな、よくわからないイメージがありますよね。また、病気になった人が取り組む心理療法というイメージもあるかもしれません。でも、認知行動療法は病気ではない人にも有効なんです!

 

誰にでも気分の落ち込みはあると思います。病院に行くほどではないけれど、毎日がしんどい……。そんな時は、認知行動療法が有効です。

 

悪循環に陥っている考え方やクセを変えていくことで、毎日をもっと元気に楽しく過ごすことができるようになります。

 

本書では、そんな認知行動療法のやり方が、わかりやすく具体的に書かれています。

 

また、自分で認知行動療法ができるように、「状況確認シート」や「思考記録表」などのシートも紹介されています。

 

私も、最初は「認知行動療法」と聞いて、たいそうな気がしたのですが、以前から気になっていたのと漫画にねこが出てくることから読んでみようと思い、本書を購入しました。読んでみると、気持ちがすっきりと落ち着きました。もっと早く読んでいればよかったと思いました。

 

何か少しでも人間関係で悩んでいることがあるなら、認知行動療法の本を読んでみてはいかがでしょうか。きっと、問題解決のヒントが見つかると思います。

 

認知行動療法のことをもっと知りたいという人には、こちらの本もオススメです。イラストが豊富でわかりやすいです。

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

また、より理解を深めたい人には、より多くの書籍に触れたり、実際のワークショップを受けたり、学習会に参加したりする方法もあります。

 

この機会に、認知行動療法の世界へ一歩踏み出してみませんか?人間関係で悩みがある方に特にオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

「傷つきやすい人」の心理学

『「傷つきやすい人」の心理学』を読みました。

 

「傷つきやすい人」の心理学 ?人間関係にとらわれなくなる本?

「傷つきやすい人」の心理学 ?人間関係にとらわれなくなる本?

 

 

本書は、悲しい出来事を繰り返し思い出したり、人付き合いが苦手な人に対して、心のクセを改善するためのヒントが紹介されています。ありのままの自分を受け入れて、人生を前向きに楽しめるようなコツが、優しい語り口で書かれています。

 

心の傷のもとは自尊心にあった!

自己否定するような言葉をついつい思い浮かべるクセはありませんか?誰かに何か言われたわけでもないのに、どうして自分を責めてしまうのでしょう。

 

その大きな理由のひとつに、「自尊心」の問題があります。

 

自尊心とは、自分で自分を評価する、自分で自分を認める気持ちのことです。

 

「俺も悪くないな」「私って意外と頑張っている」自分の生き方に対してそんなふうに思える気持ち、それを自尊心と言います。

 

自尊心が低いと、消極的な生き方になりがちです。これが、いわゆる傷つきやすい人です。自分で自分のことを「よくやっている」と認められないので、人の些細な言動に敏感に反応して傷ついてしまうのです。

 

自分を責めるクセとは?

自尊心がうまく育たなかった人には、自分を責めるクセがあります。

 

何か悪いことが起きた時に、「自分が悪いんだ」「自分に非がある」と思ってしまうのです。

 

残念ながら過去は変えられません。しかし、現在と未来はいくらでも変わります。

 

ここで大切なのは、自分の過去を悲しがるのではなく、今これからをどう生きるか、それにふさわしい自分自身とまわりの環境を整えるかなのです。

 

強い心を育てる習慣

本書では、様々な人間関係のコツが紹介されていますが、ここでは今日から自分で出来る「強い心を育てる習慣」をいくつかご紹介します。

 

  • 生き物を飼ってみる

ペットを飼うことは、実は心の健康に大変大きな作用をもたらします。自分が世話をしてあげないと生きていけない、という状態の生き物を育てることは、自尊心の向上にも作用します。しかし、動物の世話は大変であることも事実ですので、心の状態や生活のリズムも考えて、猫や犬の世話は厳しいなと思う場合は、金魚でもいいでしょう。それでも不安が残る場合は、植物がオススメです。

 

  • 散歩で心を強くする

心が折れているときというのは、たいてい体も弱くなっていますから、体を鍛えることが心の健康にも作用するのです。オススメなのは、適度なスピードでのウォーキングです。10分間くらいの早歩きをすると、だいたい1000歩くらい。その程度から始められれば十分です。習慣化を目指したいので、通勤や通学、毎日の買い物のルートの途中で10分ほど歩ける道を選ぶといいと思います。週の合計で60分くらいになれば合格です!

 

  • 眠りで心を調整するコツ

快眠も、気持ちを安定させるためには非常に重要なことです。いちばん大切なのは、朝起きる時間を固定することです。目が覚めたらカーテンを開け、必ず日光を浴びてください。大切なのは、朝にポイントをおくこと。夜何時に眠れるかはあまり気にしないでOKです。眠れなくてもかまいません。

 

  • とっさのときも深呼吸で気分が落ち着く

日々の習慣とは別にして、とっさのときに使える気持ちを落ち着かせるテクニックに、深呼吸があります。緊張したり、力んでいるときには呼吸が浅く速くなっていますから、とにかくゆっくりを意識して深い呼吸をすればいいのです。目安としては、吸うのに5秒、吐くのに10秒ほどかけて、5回ほど繰り返します。特に吐く方に意識を向けてください。

 

一見シンプルな方法ですが、どれも習慣化することで強い心が育つ方法です。今日からできる簡単なものも多いので、気に入ったものは取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

実は、私も些細なことで悩んだりすることが結構あります。本書を読んだのは少し前なのですが、読んだ後は気持ちが楽になりました。優しい語り口で書かれていて、本書を読むこと自体が癒しに繋がっているような気がします。

 

多分程度の差はあれど、生きていればみんな傷ついていると思います。しかし、同じ出来事を経験しても、すぐに立ち直れる人、ずっと引きずってしまう人がいるのはどうしてでしょう。それは、その人の捉え方次第なのだと思います。

 

だとすると、捉え方、つまり心のクセを変えれば、今よりも気分が楽になると思います。それが簡単にできれば苦労はないのですが、たった一度きりの人生です。ひとつの出来事を引きずって人生を損してしまっていると考えれば、誰でも損はしたくないので、心のクセを変えようと思いますよね。過去は変えられなくても、現在と未来は変えられます。

 

だとしたら、今日その一歩を踏み出してみよう!本書は、そんなポジティブな気持ちにさせてくれます。

 

本書に紹介されているコツは、どれもひとつひとつは難しいことではありません。「今度はこれを試してみよう」と気軽に実践できるものばかりです。

 

あとは、あなたの行動力と継続する力が必要です。いま、その一歩を踏み出してみませんか?

 

 

「傷つきやすい人」の心理学 ?人間関係にとらわれなくなる本?

「傷つきやすい人」の心理学 ?人間関係にとらわれなくなる本?

 

 

 

マンガでやさしくわかる心理学

『マンガでやさしくわかる心理学』を読みました。

 

マンガでやさしくわかる心理学

マンガでやさしくわかる心理学

 

 

本書では、心理学の全体像がマンガと詳しい解説で、わかりやすく書かれています。本書のマンガのストーリーは、大学の心理学科で助手を務める遠藤彩子が、大学に赴任してきた神代教授にひとめぼれするところから始まります。しかし、彩子がひとめぼれした神代教授は、人嫌いで有名な変わり者だったのです。そうして、熱心にアプローチを続ける彩子と、彩子の特殊な力に興味を持った神代教授のゆるい交流が始まります……。

 

心理学にはどんな種類があるの?

心理学には、様々な種類が存在します。では、どんな種類があるのか見てみましょう。

 

まず、心理学を大きく基礎心理学応用心理学に分けてみるとわかりやすいでしょう。

 

基礎心理学は心の機能を、感覚、知覚、記憶、思考などに分類することができますが、これらのそれぞれの機能を扱う心理学に相当します。扱う機能にしたがって、感覚心理学、知覚心理学、記憶心理学、思考心理学と呼ばれます。

 

応用心理学は、具体的な学校、産業、医療、犯罪など様々な現場への心理学の応用を指し、学校心理学、産業心理学、医療心理学などと、おもに扱う現場の名称に心理学をつけて呼びます。

 

心の問題とはどんなもの?

心の問題に関するニュースなどをよく耳にしますが、心の問題とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

心の問題は、外見に現れてきます。元気がなくなってきた、仕事のミスが多くなる、表情が暗くなる、声が小さくなるなどです。これらは身近にいる人たちに気付かれる変化です。

 

多くの場合、周囲の人がその人の様子を心配して、クリニックや病院に連れられて来ます。

 

心の問題は、自分ではよくわからないのですが、周囲への関心が行き届かなくなってしまうほど、自分の心に囚われてしまいます。

 

自分ひとりの力ではいかんともしがたい状態になります。そこに、面接者という他者が必要になるわけです。面接者は、心のもつれを自分のことのように捉え、それをどのようにしてほどいたらよいのかを気付いてもらうように、相手に接します。

 

介入する時に大切なこととは

本書のマンガでは、彩子があることをきっかけに抑うつ状態に陥ってしまいます。そんな時に、彩子は神代先生の面接を受けました。

 

この面接のことを、心理学では介入と言います。介入は、心の問題の解決のために行うサポートの意味で使用します。つまり、介入は、心の問題によって生きにくくなっている人を、生きやすくするよう手助けをすることです。

 

神代先生は、彩子の話をよく聞き、感情を捉えようとしています。彩子の混乱した気持ちを紐解こうとしています。こうした態度を傾聴と言います。

 

面接で重要なことは、この傾聴するということでした。傾聴されていると、彩子の方で、自然と心が動き始めました。

 

 

この他にも、本書では様々な心理学に関する知識が紹介されています。個人的に興味深かったのは、「マンガはなぜ面白いのか?」ということを、心理学的に読み解いているコーナーでした。

 

本書では、心理学がどんなものか知りたい人や、心理学の基礎を理解したい人にとって、格好の入門書となっています。また、マンガが好きな人も楽しめる内容になっていて、本を読むのが苦手な人にもオススメです!

 

最近マンガを読んでいなかったので、本書で久しぶりにマンガを読んだような気がします。ちょっと本を読むことに疲れたら、マンガを読んでみるのも気分転換になっていいですね。

 

日本能率協会マネジメントセンターが出版している、この「マンガでやさしくわかる」シリーズは、他にもいろいろな心理系の本が出ているので、チェックしてみてください。

 

また、心理学の入門書だと、こちらもイラスト豊富でオススメです。

 

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本書は、心理学に興味を持ったけど、何の本から呼んでいいのかわからないという人にオススメです。きっと、心理学の世界にさらに興味が出てくるハズです!

 

マンガでやさしくわかる心理学

マンガでやさしくわかる心理学